第3回日中蘭亭書法交流展
会期:2002年8月23日(金)ー26日(月) 
会場:浙江西湖美術館(杭州市)  

日本蘭亭会・杭州市政協書畫研究院・蘭亭書會の主催による「第3回 日中蘭亭書法交流・浙江展」(8/23〜26 浙江西湖美術館) にご出品をいただき誠にありがとうございました。

8月23日(金) 出品数315点(日本235点、杭州・紹興40点、上海外9点、香港31点)の作品をもって館内に展示し、鈴木静村会長、郭仲選書畫研究院々長、沈定庵蘭亭書會々長、杭州市副市長および関係者、日本からの旅行団99名も出席して盛大な開幕式が行われました。また会場を移しての日中交流懇親会は150名による宴席となり、宴が進むに連れて歌の競演も、時間も忘れての楽し一時を過ごしました。

翌24日(土) は日中国交正常化30周年を記念し、書の聖地「蘭亭」に日中両国の友好と書法の繁栄を願い、書道界初の日本蘭亭会による記念碑建立除幕式が鈴木静村会長、紹興市・袁副書紀長の手によって行われました。記念碑はご案内のとおり縦1m、横2m、当初の計画に屋根を付け立派なものとなった。
記念碑の裏面は今回出品された全員の名前が刻字されていますので、我先にと名前を確認しあっていました。当日は猛暑気温38度うだるような暑さのなかで引き続き両国による揮毫交流を墨華亭で、また華やかに曲水の宴も催し2日間にわたる行事も無事に執り行うことが出来ました。午後から蘇州と青田コ−スに分かれての蘭亭会の旅がスタ−トといたしました。

蘇州コ−スは、金鼎牌の筆工場や張継の詩で有名な寒山寺などを見学し帰国、一方、青田コ−スは乗州市郊外に訪れる人もなく静かに眠る「王羲之」のお墓を訪ね参拝した。これより長いバスの旅が続く臨海市を経由し温州市へさらに甌江に沿って上流にある印材の里青田へ12時間の長い旅であった。翌日は未開放地区のために公安の車に守られ険しい山道を走り青田石の採掘現場を見学し運ばれてくる原石を記念として持ち帰った。帰路、青田石の専門店が並ぶ店でショッピングを楽しみ一路温州へ。温州より国内便で上海を経由し帰国へ。

蘭亭会の旅に参加された皆様、暑さと長いバスの旅で大変お疲れさまでした日程どおり見学が出来ました。体調を崩された方もおりましたが全員無事に帰国出来ましたことは、皆様方のご協力の賜ものと感謝申し上げます。

今後とも更なる発展をめざして魅力ある会に皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。